先日、大阪で大きな地震がありまして。
ブロックなどで出来ている塀の危険性が再認識されているところです。
ここまでは、一般的に知られている話だと思いますが…。
青森県のニュースで,数日前に「青森県内でも塀の調査が行われました」、と。ここまではわかりますけれども…。
むつ市内の某中学校が映し出され、その学校の先生が塀を確認して「うん」と頷いている様子が放送されまして。「異常なし」だったそうですよ。
…。それに、一体どういう意味があるんでしょうね?
建築や構造の専門家でもない人が出てきて、設計図書も見ず、打音検査もなく、塀に触りもせず、目視のみで、「うん」というのは、さすがにまずいんじゃないのかな、と思います。
まずいどころか、学校の先生や教育委員会などの組織全体の思慮の浅さを全県に配信したようなものですからね。
恥だ、という感情はないのでしょうか…?
全県に配信ならともかく、全国放送だったら今頃ネットで炎上していてもおかしくない案件だと思うのですが。
というようなことを、昨今ずっと思っておりました。
こんな程度の認識だから、結局のところ「人災」は無くならないんだなあ、としみじみ思ったところです。諦めるしかないのでしょうね…。