すっかりもう春でしょうか。
いい感じの気候ですね。
そういう感じで、色々と片付けをしていましたら、どういうわけか「むつ市民歌」のCDが出てきましてね。
今の「むつ市民歌」では無いようで、以前の「むつ市民歌」のようでした。
さっそく聴いてみますと、「これ、これだよ! この暗い感じ! マイナーキーがたまらない!」という感じで、なかなかの名曲だと思ったんですけれども、今はもうこの、古い「むつ市民歌」は、新しい「むつ市民歌」に上書きされているという。
この、古い「むつ市民歌」ですが、歌が菅原洋一さん。驚きのビッグネームです。曲も、一度聴いただけでは「ふーん」と思うのですが、何度も聴いているうちに「いいんじゃないかな!」と思えてくるスルメのような曲ですし、良かったなあ、と思います。
今のむつ市民歌は、お昼のチャイムになっていて、毎日流れているようなんですけれどもね。
前のチャイムも懐かしく感じられるので、どうなんでしょう。
市民歌は市民歌であって、歌うための曲。チャイム向けに曲を作ったわけじゃないので、どうしても冗長な雰囲気が出たりするのが問題なのでしょうかね…。
今の市民歌も、いい曲なんですけれども、何か、インパクトに欠けるというか、当たり障りが無いというか。まあ、そういう曲を選ぶようにしたんでしょうけれども…。
古い「むつ市民歌」の突き抜けた「暗さ」と、その先にある「希望」という印象も、よかったな、と思います。
旧むつ市民歌制定当時としては、ものすごく先進的で都会的なメロディーだったのではないかな、と思うのです。かつてのむつ市がそうであったように。