ヨシミ22歳のむつ市・下北半島近辺で待ってる

むつ市在住のヨシミ22歳は、以前、ネット界隈でそれなりに人気があったらしいですよ? 言い換えると、今は、人気が無いのです!

今回の人口減少の議論が無益なこと

この記事はどこの地域の話題?:

どこでも

昨日のむつ市はどんな感じ?:

連休って混みますねえ…

記事の主な内容を3行以内で:

市町村単位というのが大雑把すぎる

以下、記事の本文:

 前の記事で人口減少について書いたんですけれども、思うところが少々ありましてねえ…。

 今回、どこかの「民間の団体」と名乗るところが市町村ごとの消滅可能性とか、そういうものを出したんですけれども、それに何の意味があるんでしょう…?
 冷静に考えると、そう思ってしまう…。

 少子化の原因は市長や地方自治体のあり方ではないと思うんですけれどもね…。地方自治のレベルの対策で、何とかなる性質のものなんですかね?
 仮に、その地方自治のレベルの対策を誘発させますと、これまた様々なバラマキやおかしな施策が出てきたり、無駄な争いが生じるのでは。そういう争いを生じさせたいんでしょうか…。
 まあ、民間の団体。利益誘導団体でしょうから…。

 日本全体のメッシュを組んで、そこでの人口増加や減少を確認していく、という作業を行わないと、ものの本質や暮らしやすさ、住みやすさというものが見えてこないのではないでしょうか…。
 そういう面倒な作業を放棄して、ただ「市町村単位で調べました」という結果を出すのは、まさに怠慢でしかないですよねえ…。

 そのメッシュの組み方なんでしょうけれども、徒歩圏を考えると、恐らく1kmのメッシュでは足りなくって。もっと細かいメッシュを考えないといけない。
 その結果、近くにどういう施設があれば住みやすいか、人口が増えるか、医療は、お店は、商業施設は、娯楽施設は、福祉施設は、というものが定量的に見えてくるものなのでしょう。
 適当な市町村単位の集計により、それらがまったくわからない状態になっているので、これは鵜呑みにしてはいけないな、と考えた次第です。

 むつ市の大湊地区もけっこう人口が減っています。以前も書きましたけれども、大湊小学校の児童数は30年前から比較してかなり減っているはず。
 この原因としてわたしの知るところでは、ひとつに「ソ連の崩壊」があるんですよね…。あの頃のロシアの民主化の雰囲気で自衛隊の組織を見直して縮小されたはず。また、その頃に自衛隊の隊員の居住するべきエリアが広げられたことで、狭小な大湊小学校の学区に居住する必要がなくなりました。加えて、「単身赴任」が一般的になってきますと、子供はこちらに来ないですよね。…という訳でしょう。

 これだけの原因を紐解いていかないといけないのに、市町村単位で集計しました、と胸を張る団体の皆様は愚かでしかないな…と思います。恐らく皆さん、人口減少の地域に住んだことがないのでしょう。

 この人口減少問題を正確に評価すべきは、やはり人口減少の先進地からの発想ではないのかな、と思います。我々には何か思っているところがあるはずなので、それらの知見をまとめれば、少なくとも「いい感じで人口減少する」ことが可能になるでしょう。
 世界有数の大都市・東京でこういう人口減少の議論がされても、「んで?」みたいな感じで、突き放して評価するのがよろしいかと思われます。