私も常日頃から困っていることではありますが、テレビ局のローカルニュースは、往々にして「URLが固定ではなく」かつ「あっという間に消滅する」という傾向があります。
なので、どうしても引用したいときなど、手元に保存しておくしかないのですよね。このあたり、どうにかならないでしょうか。これは、私の知る限り、在青テレビ局では例外なくすべてに当てはまります。
さて、本題なのですが。先週は1月15日の小正月もあったということで、さまざまな行事が行われたようですね。その中でも、今日はこちらをピックアップしたいと思います。
東通村で「ジェンコマキ」
2015/01/17(土) 15:04
http://www.aba-net.com/news/news002.html
(2015年1月17日夜閲覧。以下の引用部分も同様。既にリンク切れ)
私がニュースで見たときは、「ゼンコマキ」というテロップだったのですが…。
東通村上田代地区に伝わる、小銭をまいて家内安全などを祈願する「ゼンコマキ」が16日行われました。
既に、この時点で「ジェンコ」と「ゼンコ」に表記が揺れているのですよね。
「上田代地区」というと、要するに「田代」ですので…。
安渡盆唄で歌われている「わしの若いときゃヨイトサのサ わしの若いときゃ 田代まで歩いたヨ」の節でお馴染みのところですよね(若干うろおぼえですが)。…とまあ、ここから既に独自研究に入ってるのですが、安渡から田代まで当時一体どれくらいの距離があって、何の用事があって、それでどのくらいの時間を掛けて歩いたのか。興味はあります。けれども、今となってはわかりません…。
話を元に戻しますと。
「ゼンコマキ」は家畜の神様、蒼前様のお祭りです。牛の健康と、家内安全を祈願し、主人が家の前でお金をまく行事として、江戸時代からこの地区だけに伝っています。
なんて素晴らしい行事なんだろう…と思いますけれども、お金を撒く立場の人は大変だろうな、とは思います。それでも、なんて言いましょうか。夢があって素晴らしい行事だと思うのです。ぜひ、行きたい、見てみたい、と思っています。
お金を拾いたいだけでしょう? と問われると、否定はできませんが…。
家の前には地区のおよそ20人が集まり雪の上にまかれた小銭を競うように拾いました。中には拾うと幸運に恵まれるという「種牛」と呼ばれる500円玉もあります。
500円玉もあるなんて、なんて太っ腹な!
と、思いましたけれども…。500円玉が出てきたのは、比較的(ジェンコマキの歴史に照らしてみれば)近年ですよね。1982年ですからね。
その当時、500円玉出現以前は、もしかして100円玉が「種牛」だったのでしょうか。
あれこれ思いを巡らせるだけで、ますます興味は尽きないですね。
このような風習が今後も続いていくことを切に願っています。